DJI Mavic mini

DJI Mavic mini(マヴィック ミニ) 

 

久しぶりにDJIが新型ドローン「Mavic mini」を発表しました。

 

名前の通りMAVIC系列の最小モデルとなります。

 

 

 

MAVICシリーズの性能を継承しさらなる小型化を追求したモデルですが、日本の国内事情を鑑みてバッテリーを小型化し、199gという日本仕様を用意してきました。

 

注)日本国内では200g以上の機体は「無人航空機」という扱いになり様々な法規制の対象となります。

 

これまでも200g未満の「トイドローン」と言われる分野では千差万別様々な機種が販売されていますが性能としてはどれも似たようなもので、「トイ」枠から抜け出す機種はありませんでしたのでMAVIC miniはトイドローン業界にも旋風を巻き起こすことになります。

 

そんな中でMAVICを冠した199gドローンの性能について検証していきたいと思います。

 


■MAVICシリーズ性能比較

 

Mavicシリーズの主要性能を一覧化してみました。

 

対角サイズはMavic airと同じですが重量半分。

 

その他の性能も200g未満機としては他の追従を許さない「ダントツ性能機」となっています。


■飛行性能

 

ピンポジショニングとGPSによる機体制御はもはや説明の必要はないと思いますが、要約すると
“8m/sまでの風が吹いても20cmの球状空間内でホバリングできる”という感じです。

 

機体重量が軽いほど風の影響を受けやすく、実際に飛行させる場合は風速8m/sもあると「向かい風で帰還できない!」となる可能性もあるので実質実用限界は5m/sまで、飛行を楽しめるのは3m/sまでと考えたほうがいいかもしれません。

 

特筆すべきは飛行時間で199g以下級では驚愕の18分(無風12kmで飛行)です。

 

一般的なトイドローンは7分程度、Telloでさえ13分でしたのでバッテリーに70%飛行を前提にすると計算上では2.5kmもの距離を飛行できることになります。


■カメラ性能

 

多くのトイドローンが画質720pであることを考えると2.7k対応のカメラは驚異的です。

 

ホビーユースでは十分なカメラ性能と言えるでしょう。

 

ジンバル性能もこれまでのDJI製品で実証されていますので全く問題ないと思います。

 

 


■送信機

 

送信機はMAVICシリーズと同形状の送信機で取り外し式スティックによりコンパクト収納タイプ。

 

スマートフォンを下部ホルダーに挟み込んで仕様するスタイルになりますが、別途オプション(外部サードパーティー)によりタブレット対応も可能です。


■機体重量(離陸重量)のよる法規制の違い

 

ドローンを飛行させる際には様々な法律に縛られることになります。

 

そのなかで航空法の適用条件については「200g以上の機体」となっていますので「少しだけ」気軽に扱えることになります。

 

ここで注意しなくてはいけないのが、「航空法以外の法律」と「マナー」です。

 

「200g未満のドローン発売!」と見出しをみるとまるでどこでも飛ばせるドローンのように錯覚してしまいがちですが、実は飛行可能場所はかなり限定されてしまうのです。

 

「道路上」「他人の敷地上」はNG又は許可制、「公園や河川」は条例次第と考えてみると200g未満であっても恩恵はそう多くはありません。

 

法的には「人口集中地区内の自宅の庭」で飛行させることは可能ですが、次に問題になるのはご近所への配慮です。プライバシーと音に関しては意外と気にされる方は多いのです。

 


■MAVIC miniの魅力

 

軽く小さいほど使いやすいのは間違いありません、Osmo Pocketのようにお散歩カメラとしてでもいつでも気軽に携帯できるというのが大きなメリットです。

 

現状スマートフォンでも150g〜200gなので本体だけの重量でしたらスマートフォンと変わりありません。

 

「そういえばバッグの中に入れてあった!」感覚で持ち歩きましょう。


■ラインナップと価格

 

販売は基本setとFly More コンボの2種類ですが、価格差13,200円です。

 

 

バッテリー2本、予備プロペラ、プロペラガードやキャリーバッグまで付属することを考えるとFly More コンボのほうがお得感満載です。

 

 

発売開始予定日は2019年11月11日からですが、既に予約を受け付けており現在の目安は2〜3週間待ちとなっています。

 

ご予約はお早めに!