ポータブルバッテリー
ドローン飛行では多くの電力を消費します。
ドローンを所有している多くの方はバッテリーを複数個所有していると思います。
しかし、DJIのインテリジェントバッテリーはその機能のために非常に高価(容量当たりの単価として考えると)なもので、例えばPhantom4 Pproであればバッテリー10本で本体価格と同じ値段になってしまいます。
更にこれまでのところシリーズでの共有性はなく新製品へ乗り換え=バッテリーもすべて買い換えとなってしまうため安易にバッテリーを増やすことも躊躇ってしまいます。
空撮(フライト)に出かけ、ACコンセントが使える環境であれば充電しながらのフライトであれば問題ありませんが、AC電源が無い場所でのフライトも多々あると思います。
ここではDJIドローンの充電をすることを前提に持ち運び可能なポータブルバッテリーを検討してみたいと思います。
今回のポータブルバッテリー検討は「INSPIRE2のバッテリー充電が可能なこと」を前提にしていますので「大容量ポータブルバッテリー」が主になります。
DJIドローンのバッテリー
数年前までは鉛蓄電池が主流だったのですが、近年では携帯などに使用されているリチウムイオン電池を使ったポータブルバッテリーが増えており、軽量であることもあり年々大容量化の傾向にもあります。
2018年1月時点で「良さそう?」と思える製品を比較してみました。
一昨年頃より人気のあったsuaokiのバッテリーは現在販売されていません、後継と思われるG-400も気になる性能なのですが、執筆時点で購入できる見込みがないので検討対象から除外してあります。
追記
上記suaokiのバッテリー(旧製品名PS5B)ですが、2018年2月時点で(類似品が)amazonより販売され始めました。
容量120,000mAhで価格は39,800円と容量当たりの単価は最安です。現在はノーブランド品として売られていますが購入レビューを見るとsuaokiのロゴ付きが届くようです。
本製品はとても評判がよいのですが、昨年消費者庁より「suaoki製ポータブル電源PS5Bに関する重要なお知らせ」にて「重大事故製品」としてリストアップされていました。
これが原因でブランドでの取扱いを辞めたとも推測できます。
現在販売されているのもが該当品なのか、改良品なのか定かではありませんので、もしご購入される際にはお気を付け下さい。
価格と性能は魅力的な製品だと思います。
比較表
大容量ポータブルバッテリーで現在種類も多く出回っているものは120,000mAhクラスです。
PowerArqだけが171.000mAhと1.4倍ほど大きいですね。
比較表に掲載したものはすべて正弦波出力で出力W内であればほとんどの電化製品が使えます。
■SmartTap PowerArq
スマホケースなどで有名なSmartTapからのポータブル電源参入です。
容量171,000mAhは群を抜いており国内サポートなども安心材料です。デザイン的には少し安っぽい感じがします。
■SEKIYA 444W
楽天で見かけた製品でAC出力400Wと大きく、外観的にもすっきりしていて良さそうです。
ただ、メーカーがはっきりしないことと残量表示がLEDインジケーターで数値化されていない事が使いにくそうです。
■PowerHouse Anker
ィチウムイオン製のポータブルバッテリーのなかでは老舗的存在。知人でも愛用している人は多いです。
出力120WなのですがINSPIRE2の充電は可能との事。実績の多さから安心できる製品だと思います。
■Enagy Carry500
こちらも最近出始めたポータブルバッテリーで能力は申し分ないのですが、外観が縦長で車載時の座りが悪そうなので却下。
■Suaoki S270(参考掲載)
Suaokiの小型バッテリーの最新版です。安価で携帯性も良さそうですが、出力100WのためINSPIRE2のバッテリーが充電不可能の可能性があり。
先日Amazonタイムセールをやっていたのですが見送りました。
バッテリーの充電可能本数
機種により変換効率の違いがあると思いますのであくまでも目安にかなりませんが、各種バッテリーの充電可能本数を一覧にしました。
今回検討した4種(S270除く)ではどれも十分な能力がありそうです。