DJI Goggles レビュー
一昨年のPSVRフィーバーから始まりかねてよりVRヘッドギアに多大な関心を寄せていました。
そして最近DJI Gogglesが57,800円→49,800円に値下げしているのを見た瞬間に条件反射でボタンを押してしまいました。。。
導入目的は@クライアント又はスタッフの撮影現場でのモニター用、ASPARKでのなんちゃってFPV飛行、B自宅での映画鑑賞用など…と自分に言い聞かせています。
スペック
重量 レンズ490g+ストラップ500g
寸法 レンズ195x155x110mm、ストラップ(折りたたみ状態)255x205x92mm
視野角 85°(シングルディスプレイ)
画面サイズ 5インチ
瞳孔間距離 58〜70mm
ディスプレイ解像度 3840x1080(シングルディスプレイ:1920x1080)
バッテリ容量 9440mAh
最大稼働時間 6時間
インターフェイス microUSB、3.5mmピンジャック、HDMI、microSDスロット
装着
レンズとストラップは分割できますが分割したところでコンパクトになるわけでもなく、キャリングバックを購入するなら分割しないで入るものが良さそうです。(物色中)
ストラップ部分にバッテリーが入っており、装着した状態でのバランスはそれほど悪くはありません。
後頭部にあるダイヤルで頭のサイズ調整ができますので普通サイズ?の頭でしたら問題ありません。
個人差があると思いますが管理人は座った状態で2時間程度の映画鑑賞なら問題ありませんでした。
外で立った状態では恐らく連続30分が限界かと思います。
画面
同価格帯のPSVRの解像度がシングルディスプレイで960x1080のため、横方向で2倍の解像度があります。
解像度を求めたらキリはありませんがかなり高画質で映像を見ることができます。
購入前に気になったのは視野角(PSVR100°に対して本機は85°)です。
有名どころのVRで100°とか110°を見てしまうと狭いのでは?と感じていました。
但し実際に装着、ドローンの操作画面を映してみるとこの視野角でないと隅の情報を見るのに苦労します。
欲を言えば映像のみを映すときはVR感を味わうために視野角をもっと広くし、操作画面を映すときは視野角を切り替えるような機能がほしかったです。
イメージとしては20インチの画面を距離15cm程度で見る感じでしょうか。
映画館でいえばかなり前方の席に座っている感じです。
瞳孔間距離の調整はレンズ部分で調整できるのですが、残念ながら視力調整機能がありません。“これ重要”
管理人はすでに老眼が入っているのですが老眼鏡をつけないと全く焦点が合いません。
一眼カメラのビューファインダーなどは視力調節ができるのでここは盲点でした。
レンズ部分はメガネを装着したまま使える設計にはなっているのですが、ゴーグルにわざわざメガネという疲れる(更に曇る)仕様は残念です。
FPVゴーグルで有名なFat Sharkのように視力調整レンズが発売されるのを願うのみです。
いつのまにか視力調整レンズ販売されていました。
普段+1.5の老眼鏡ににお世話になっているのですが+1.5の老眼鏡ではDJI GOGGLESの画面にはピントが合いません。
補正レンズは+2.0〜+5.0まで販売されており、推奨は度数+1.0でと記載されています。
とりあえず+2.5(+1.0)で+3.5を発注しましたがまだ手元に届いていませんので未確認状態です。
老眼と思われる方は、可能であればメガネ屋さんやホームセンターへDJI Goggleを持ち込んで、画面のピントが合う度数を確認したうえでレンズを手配することをお勧めします。
この時、度数(+1.0)のレンズをご購入することをお忘れなく。
視力補正レンズ
注文してありました視力補正レンズが届きました。
発注〜納品まで3週間ほどかかりましたが・・・
レンズのセットはゴーグル内側レンズの上にかぶせるだけ。
パチット感はあまりなく、グニャっとはめる感じです。
視力補正レンズ装着により、眼球とレンズの間の距離が少なくなるので、少し曇りやすいかな?という感じです。
普段使いの老眼鏡が+1.5なのですが、その老眼鏡着用ではまだボヤけていたのでプラス1.0
更にDJIの注意書きのプラス1.0で今回+3.5のレンズにしたのですが、結果ピッタリでした。
これでようやく、くっきりとした画面が見れるようになりました。
バッテリー容量
仕様にあるように最大6時間、これは申し分のない稼働時間だと思います。
最悪microUSBで充電しながらの使用も可能です。(この場合microUSBで送信機と接続はできなくなります)
インターフェイス
microUSB=本体の充電、MAVIC以外の送信機との接続用。
3.5mmピンジャック=イヤホンなどのオーディオジャック、HDMI=外部映像入力
microSDスロット=DJIドローン映像記録、再生用(記載時点でMP4などの持込み動画は再生できません)
ヘッドトラッキング
DJI Gogglesに内蔵された各種センサーにより、対応したDJIドローンと接続することでゴーグルとカメラの動きを同期させることが可能です。
しかし、この機能は操縦者以外の人がドローンによる景色を堪能するためだけの機能で、撮影には使えないのでレビューは省略します。
2オペのカメラ操作用に・・・というのは考えないほうがよろしいかと思います。
インテリジェントフライトモード
Mavic Proと組み合わせることでゴーグルのトラッキングモードを利用してインテリジェントフライトモードの操作ができます。
固定翼モードのほか地形フォローモード、ActiveTrack (アクティブトラック)モード、TapFly (タップフライ)モード、シネマティックモード、トライポッドモードなどの機能があります。
ゴーグル側面のタッチパッドにより操作が可能ですが、突然のトラブル対応などには十分注意する必要があります。
障害物のない開けた場所と十分な高度でのみ楽しめると思いますが管理人はこの機能は使いません。