DJI Tello
本格的な空撮ドローンを手掛けてきたDJIがついにトイドローンに参入です。
中国本土では3月上旬に発売との事ですが気になるスペック、価格を調べてみました。
PCのCPUなどで有名なIntelのプロセッサーとDJIの技術を組み合わせて開発。
製造は中国のShenzhenRYZE Teck Co.Ltd.となり、アフターフォローもDJIではなさそうです。
国内での発売日は未定で現在DJIストアなどで仮予約をしている状態です。
2018年3月19日よりDJIストアで販売開始、発注手続きができるようになっています。
Amazonでは発売予定日4月15日 → 3月30日となっています。
日本国内では200g未満のトイドローンは「改正航空法」の適用外となるため、Telloはどなたでも気軽にドローンを楽しむことができます。
但し、「小型無人機等飛行禁止法」という別途定められている国の重要施設周辺については法適用となり違反した場合は1年以下の懲役、50万円の罰金となりますので十分ご注意ください。
国内販売価格12,800円
トイドローンというと5,000円〜10,000円ほどの価格帯が人気で、ちょっと高め!と感じる方もいると思いますが、価格以上の性能を持っているようです。
基本スペック
重量 80g
寸法 98mm×92.5mm×41mm
対角寸法 119mm
最大飛行時間 13分
最大飛距離 100m
最大飛行速度 8m/s
バッテリー 1,100mAh(脱着式) 予備バッテリー販売あり
静止画 2560×1920(500万画素)
動画 1280×720(ハイビジョン画質)30fps
GPS 無し
カメラジンバル 無し(電子式手ブレ補正あり)
ビジョンセンサー装備
下方にDJIおなじみのビジョンセンサーがついています。
写真で判断するに映像用カメラ×2と距離計測用赤外線?センサー×1。
これがあればかなり安定したホバリング、飛行が可能となります。
一般的なトイドローンは気圧センサーのみでの高度維持となりますので、これだけでもトイドローンとは思えない装備です。
ジンバルは非装備
DJIお家芸のカメラジンバルはさすがに本機には装備されません。
しかし、ある程度のブレは電子式手ブレ補正で補正されるようです。
飛行支援機能
「自動離着陸」
スマートフォンの操作で自動離陸、ホバリング及び自動着陸機能です。
「Lowバッテリープロテクション」
バッテリー残量警告です。
「フェイルセーフ機能」
送信機(スマートフォン)との接続が切れた場合にフェイルセーフ機能が有効になります。
その場で自動着陸かと思われます。
「Throw&Go」
軽く投げ上げると飛行を開始する…ついに来ましたね。
「8D Flips」
多くのトイドローンで備えている宙返り機能です。
「Bounce Mode」
自動で上下に移動を繰り返すモードですが、何に使うのでしょう・・・
「EZ Shots」
自動で360度回転動画を撮影する機能です。
■その他、Circle(自動撮影)、Up & Away(自動撮影)などのモードがあります。
操作
■■専用のスマートフォンアプリ(Tello)で操作できるようですが、Bluetooth送信機(別売り)も対応です。
Ryze Techの公式ページではGameSirとGameviceのコントローラー対応と記述されています。
が、Gamesirコントローラーが使えないというご指摘がありました。
調査したところ最近Gamesir公式にて下記Newsが掲載されていました。
簡単に説明すると、T1、T1sはtelloに対応しておらず、今後リリース予定のT1dが対応する。
との事です。
海外では似たようなBluetoothコントローラーで接続成功している例もありますが、やはりDJI公式にて
販売されているもの以外は一癖ありそうです。
実機がまだ手元に届いていませんので、残念ながら色々と検証することはできませんが、「Gamesir」は今しばらく待ったほうがよいようです。
本ページにてGamesirのコントローラーを紹介してしまったこと、深くお詫び申し上げます。
■その他、飛行プログラミング可能とされており、恐らく高度、経路をPCやアプリでプログラミングして自動飛行させることができるものと考えられます。
複数機でのパフォーマンスなど楽しみが増えそうです。
更にスマーフォンVRに対応しているようなのでamazonなどで販売されている安価なスマーフォン用VRセットでお手軽にFPV飛行が可能になります。
■■iPhone、iPad派にはとても便利なゲームパッドがあります。
Gamevice Controller for iPhone
※Appleストア、Amazonなどでも購入できますが、Gamesirの件もありますのでお勧めはしません。
DJI公式で販売されているものとまったく同じものなのか現時点では不明です。
管理人はDJI公式にて手配しました。
Lightningコネクターでダイレクト接続できるのでデバイス専用となりますが使いやすそうです。
iPhone用は折り畳み可能でコンパクトに収納することが可能です。
Gamevice Controller for iPad mini
他にもiPad Pro(10.5インチ、)iPad Pro(12.9インチ)の専用パッドがあります。
あまり大きくなると操作レバー間が広がるので操作性が悪くなりそうですが、iPad miniぐらいまでだとコンパクトに使えそうです。
公式ではSPARKとTelloに使えると記載されていますが、逆にSPARKの送信機が使えるかもしれませんね。
その他
カバー交換式で数種類のカラーリングが楽しめます。
今後サードパーティーからもカラフルなカバーが出てくるでしょう。
このサイズとしては13分と長い飛行時間ですが、予備バッテリーを複数用意して思う存分飛行させてください!